動物の命を預かる
我が家は一度もペットを飼ったことがない。(金魚を除く)
家族で誰も犬や猫を飼いたいという人がいなかったこと、兄弟のスポ少などで土日は忙しく、お金もかかっていたからだと思う。
たしか一度だけ私が親に犬を飼いたいと訴えたことがあったが、「ちゃんとどんなときも世話できるのか、いい時ばかりじゃないぞ、動物の命を守れるか」というようなことを言われ、ただなんとなく可愛いから欲しいで交渉に試みた私は、恐怖心からあっさり断念した記憶がある。
「命を預かる」その認識は変わっていないし、あの時父が簡単に私に動物を飼う機会を与えなかったことを勝手ながら感謝している。
この先も、わたしは動物を飼わない気がしている。
とても恐れ多いのだ。
可愛い以外の様々な大変を受け入れらる自信が私にはない。
混血犬にもとても違和感を覚えている。
それは犬や猫に限らず、牛や豚でさえおきているんだよね。
真面目な話、全て人間の欲望故の誕生である。
こういう文を書くと、宗教的なにおいがしてしまう気がする…(気のせい
私はペットショップが苦手だ。
値札の貼られた無機質なケージに入れられ、自然とは無縁の箱の中で1日を過ごさせられている動物を見るに耐えない。
"可愛い"だけでは飼えない、とマツコさんがかつて言っていた。
同感である。
幾度は飼いたいと思うかも知れない、特に子供時代は犬がいる家が羨ましく思うこともあるだろう。
それでも、命を預かる覚悟あるかな、子供には重いかもしれないがそれを親が問いて、子供も親自身も少なくとも即答できないうちは迎え入れてはダメだと思う。
放し飼いも、辞めてほしい。
その飼い猫ちゃん、どこで糞してるか知ってる?
処理してる他人がいる。
ーそもそもちゃんと手術完了してますか…?
可愛いだけでは、生き物は育てられない。
日本のペット業界は異常だよ。
人間が好き勝手やりすぎ。
もういろいろ、見過ごしたくない。
何のために生まれてきたんだろう…人間が思うこと、動物はそんなこと思わないってことはない気がしてる。
人間の何かを埋めるために、動物を犠牲するのはおかしい、おかしい。ホントおかしい。
狂ってるって。