ひな祭りに思うことかい

こびりついた否定癖は簡単には肯定癖にはできない。

それどころか、フラットにすら難しい。

否定もしないが無理に肯定もしない状態。

 

ただ自分の感じてることに素直になる状態。これがとても尊い

 

自然なことのはずなのに、それが私にとってはとても難しい。

 

自分の感情なのに、許可をとる。

自分の感情なのに、確認する。

自分の感情なのに、正解を探す。

 

一体何のためにそんなこと?誰の顔色伺ってる?

 

きっかけの全ては、母親だ。

もうだいぶ、親に対しての感情が整理できてきたとはいえ、許せない、憎しみも深くある。

 

それも、以前は否定していた。

 

「親には感謝すべき」

世間一体が唱えているのではないかと思わされるこのフレーズに、長年とことん悩みまくってきた。

 

友人の結婚式で、素直に両親への感謝の手紙を読む友人に、ただただすごく遠い世界の感覚になり…わたしには絶対にできないことと思っていた。

 

 

自然と感謝心は生まれるのだと思うのだけれど、あまりに感謝しろ声多すぎやしないか…。

 

感謝してないのに、するの?

辛いのに、笑う?

悪くないのに、謝る?

全然したくないのに、愛想笑い?

 

さんざんしてきて、そりゃ疲れた。

自分がどうしたいか、どうありたいか、どう感じているか、ますますわからなくなった。

 

いろんなことめんどくさくなるのに、場の空気悪いの耐えられなくて、自分が何とかしなくてはとピエロのように振る舞ってきた。

 

 

でも、ずっとピエロは無理。

化粧落として、ダラけて、怠けて、静かに過ごしたくなる。素の自分はかなり根暗だ。だけれど、明るくてしっかりして、周りに気を使える人でい続けようとしてきた。

 

今日はひな祭り。

美味しいちらし寿司をつくって食べて、幸せな気持ちになった。食に救われてる。心の不安定は日々あるが、美味しいものは美味しいと感じて食べている。

 

ありがたく、命をいただいてます。