いい日

ネガティブを排除して、ポジティブに無理やり変換することに躍起になっていた時があった。

 

私はダメな人間だ…に汚染されることに耐えられなかったからだ。

 

変換したところでポジティブを味わえるのは一瞬だった。

 

 

ネガティブを封印せざるを得なかった癖が大人になっても抜けなかった。

 

でも本当は、どっぷり嫌だし、嫌いだし、やりたくないし、怖いし。

 

"それではダメだ、成長できない。"

 

なぜか私は成長という言葉に敏感だった。

今の自分ではダメだ…がずーっとずっと続いていたからだと思う。

 

幼少期の身近な大人の影響は大きい。

 

 

溢れ出す感情は大抵ネガティブなものだ。

その時感じてあげられなかっだからだな、と思っている。

 

そして、時間をかけてようやく、とことん自分と向き合い、そんな感情があっていいし、それが生きてるエネルギーの一部と思うようになった。

…でないと、感情をなんとかしてコントロールしてなんて生きていけない。

 

ずっとポジティブも、前向きも、笑顔もいいことばかり言うことも…なんだか不気味だ。

 

自然体でいることが怖いと思っていた。

鎧は少しずつ剥がしていってる。

 

ありのままがいいのかはわからないけれど、感じることは蓋をせず、否定せず。

そっと自分の中で受け止めていきたい。

 

 

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キッシュを焼いて、マラソンして、

お雛様を飾った日。

とてもいい日だった。