長野へ〜ボランティア編〜

11月半ば災害ボランティアと戸隠観光を兼ねて長野へ行ってきた。

 

長野出身の友人がいたり、スキー旅行や観光で何度も訪れている長野になんとなく来たかった。

 

私はボランティアに参加するのは初めてだった。他県で起きる災害を知るたびに行ってみようかと思うものの踏みとどまってしまっていた。

・力になれるだろうか

・怪我して足手まといになるのではないだろうか

・もろもろ自己責任と言われると…

・不安

行ってみようかなと思う気持ちに対して、不安が襲い、参加しようかなの気持ちは負けてしまっていた。

 

がしかし、戸隠神社に以前からすごく行きたかったことも理由に悩む前にええい行ってから決めようと長野市へ。

 

ボランティアに参加するのに事前に準備するものがいくつかあったので、参考にしてできるだけ準備はした。

当日の朝はものすごくドキドキしていた。

長野駅からの電車内はどうやらボランティアに参加する人らしき人々がたくさんいて、一気に安心感につつまれた。

 

ボランティアセンターに着くと、説明をうけ、準備されたボランティアに必要なものを各々手に取り、五人組を作り、簡単な自己紹介をしたあとバスに乗り、ボランティアを行う場所に送られる。

ここで驚いたのは、準備された物資の数々と充実さ。

軍手、マスク、ドリンク、ウエットティッシュ、ホッカイロ…はもらえるし、さらに長靴まで借りることができた。

 

不安でいろんなものを用意していったが、汚れてもいい服さえ来ていれば参加できるなと思った。(準備していくにこしたことはない)

ここで、私が抱いていた、準備不足だったらどうしようの不安は一気に解消された。そんなに気負わなくても大丈夫なのかと思った。

そして驚くは、グループを作りバスに乗り込むまでの早さ。とにかくボランティアセンターの方の迅速なこと。必要なことを簡潔かつ丁寧に、さらに不安を取り除いてもくれる。

ボランティアに参加することが初めてで不安なのは自分だけじゃないことを知る。

 

気張らなくていいんだ、自分だけが力になれない、初めてかもしれないなどと思い込みすぎていたことに気づく。

 

 

「自己責任」

参加にあたって調べていると、この言葉をネットの情報などで目にした。食事のことや飲料のこと、そして怪我などだ。

当然気をつけなければいけない。

 

でも私は自己責任という言葉にどうも違和感を感じていた。

 

純粋に何か力になれないだろうか、という気持ちが自己責任でお願いしますと言われると、私は少し怖気付いてしまう。

 

世間に溢れている自己責任という言葉が、ちょっと窮屈で寂しくなる。

 

大事なことなのはわかる。

でも、自己責任で!と聞くと…なんか周りが遠く感じて仕方ないんだよなぁ。

 

これについてはボランティアに限らないとも思っている。

 

初めて参加した60代の女性は、初めてで不安で不安でたまらないこと、でも自分にも何かできないかと思ったの参加の意思を私に漏らした。

 

「わかります、無理せずできることをやりましょう。」というとホッとしたようだった。

 

私は自分に向けても言っていた。

参加しようと思った純粋な気持ちを潰さないために、自分にできること、事前の情報収集や保険加入などもちろん大切だけど、この女性のように不安な気持ちを外に出すことも必要なんだと思った。

 

否定せず、ちゃんと不安もあっていいんだ。

私も自分だけじゃないんだって励まされたから。

 

ボランティアについてはまた。